吹き抜けのメリット・デメリットとは?後悔しないためのポイントも解説

マイホームの計画を立てる際に、吹き抜けの導入は家族の中でも意見が分かれるポイントです。
デザイン性や機能性などの優先順位を付けるには、特徴を把握しておかなければなりません。

 

そこで今回は、吹き抜けのメリット・デメリットについて解説してまいります。
吹き抜けの導入に迷われている方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

 

そもそも吹き抜けとは?

吹き抜けとは、下階部分の天井、上階部分の床を設けずに上下階を連続させたスペースのことです。
戸建住宅では、リビング・玄関・階段に用いられることが多く、デザイン性に優れています。

 

吹き抜けのメリット6つ

吹き抜けのメリットの捉え方は、どんな家に住みたいかにより異なりますので、代表的なものをピックアップしています。

 

・開放感のある空間になる

・家族間のコミュニケーションが取りやすい

・自然光により室内が明るい

・風通しが良い

・デザイン性が高い

・リビング階段との相性が良い

 

順番に解説します。

開放感のある空間になる

吹き抜けのメリットは、開放感のある空間になることです。
広さが取れない場合でも、吹き抜けを設けることで、圧迫感のない伸びやかな空間を演出できます。

家族間のコミュニケーションが取りやすい

家族間のコミュニケーションが取りやすいこともメリットの一つ。
空間を繋げることで、家族の存在を身近に感じられるため、家族のだんらんを重視する方におすすめです。

自然光により室内が明るい

吹き抜けと高窓を組み合わせることで、自然光が取り込みやすく、室内が明るくなることもメリットです。
住宅密集地など、隣家との距離が確保できない場合に導入を検討しましょう。

風通しが良い

風通しの良さもメリットの一つ。
暖かい空気は上に流れるので、上昇気流により立体的な空気の流れが期待できます。
風通しを確保するためにも、窓の配置は専門家に相談して下さい。

デザイン性が高い

デザイン性の高さも忘れてはいけません。
吹き抜けの取り入れ方は様々で、リビング階段やスキップフロアなど組み合わせによって、自分好みのデザインを楽しめます。

リビング階段との相性が良い

リビング階段との相性の良さもメリットの一つ。
吹き抜けをリビング階段と組み合わせるプランは、空間の広がりと家族との繋がりが感じられる人気の組み合わせです。

 

吹き抜けのデメリット6つ

一方、吹き抜けにはデメリットも存在します。
自分たちにとって許容できる範囲であるかを考えながらご覧下さい。

 

・掃除に手間がかかる

・メンテナンスが大変

・光熱費が高くなる

・音やにおいが伝達しやすい

・2階のスペースが狭くなる

・耐震性などの強度面に不安が残る

 

順番に解説します。

 

掃除に手間がかかる

デメリットの一つが、掃除に手間がかかることです。
吹き抜けに合わせた高窓や照明の掃除は簡単ではありません。
対策としては、定期的に清掃業者に依頼する方法をおすすめします。

メンテナンスが大変

掃除と共通する部分ですが、メンテナンスの手間もデメリットです。
吹き抜けにはシーリングファンを導入することが多いのですが、高さゆえにメンテナンスも一苦労。
定期的な清掃のタイミングと合わせて確認を依頼して下さい。

光熱費が高くなる

光熱費が高くなる点もデメリットの一つ。
空間が縦に長いために、暖房効率が悪くなることが理由です。
対策として、断熱性能に配慮した外気の影響を受けにくい設計が求められます。

音やにおいが伝達しやすい

上記の光熱費と同じ理由ですが、空間の繋がりにより、音やにおいが伝達しやすいことにも注意が必要です。
音については対策が難しいものの、においは換気を徹底することで軽減できます。

2階のスペースが狭くなる

吹き抜けを設けることで、2階スペースが狭くなることもデメリットの一つ。
構造上仕方のない部分ではありますが、対策としては、吹き抜けスペースをリビングの一部に限定する方法が挙げられます。

耐震性などの強度面に不安が残る

耐震面などの強度に不安が残る点もデメリットといえます。
吹き抜けを設けると2階部分の床が少なくなるため、横方向の揺れに弱くなることが理由です。
対策としては、耐震等級3相当の耐震性能を実現する設計プランを建築会社へ求めて下さい。

 

吹き抜けの家にする際に後悔しないためのポイント

吹き抜けを導入するに当たり、後悔しないためのポイントをピックアップしていますので、自分たちの暮らしをイメージしながら考えてみましょう。

 

暑さや寒さの対策をする

暑さや寒さ対策をすることが一つ目のポイントです。
具体的には、断熱性能にこだわることに加え、床暖房やシーリングファンを導入して、快適な空間を目指して下さい。

吹き抜けにする目的を明確にする

吹き抜けを導入する目的を明確にすることも重要なポイント。
具体的には、採光・通風・デザイン性などが挙げられますが、何のために吹き抜けを取り入れるかを決めておかなければ、導入を後悔することになりかねません。

スキップフロアを設けて空間を広げる

スキップフロアを設けて空間を広げるなど、空間の有効活用もポイントの一つ。
吹き抜けとは相性の良い組み合わせであるため、リビングと繋がりのある空間を設けるなど、高低を利用したスペース活用方法としておすすめです。

 

吹き抜けのある家の間取り例

リビングに吹き抜けを導入した間取り例を紹介します。
吹き抜け部分を広く取ることで、2階部分からも心地よい日差しが降り注ぎ、リビングを中心に繋がりのある空間を演出。
開放感のあるリビングは、家族皆が集まる寛ぎのスペースです。

 

吹き抜けに関するよくある質問

吹き抜けに関するよくある質問をまとめていますので、自分たちのお家づくりを想像しながら確認して下さい。

 

・吹き抜けをやめたい場合はどうすればいい?

・吹き抜けにすると子供に危険が及ぶ?

・結局のところ吹き抜けはいらない?

 

順番に解説します。

 

吹き抜けをやめたい場合はどうすればいい?

吹き抜けをやめたい場合は、他の工夫を検討しましょう。
吹き抜けだけが、理想の暮らしを実現する方法ではありません。
自分たちの暮らしに合った工夫を取り入れることが重要です。

吹き抜けにすると子供に危険が及ぶ?

吹き抜けを導入すると小さい子供に危険が及ぶ可能性もゼロではありません。
対策として、設計時に柵を設け、子供が小さい間だけ転落防止ネットを施工する方法が挙げられます。

結局のところ吹き抜けはいらない?

吹き抜けもお家づくりの工夫の一つなので、自分たちの暮らしに合わなければ導入する必要はありません。
メリットは多いので、お家づくりで優先することを家族で相談し、必要かどうかをしっかりと検討して下さい。

 

まとめ:「吹き抜けにすればよかった」と後悔しないために

ここまで、吹き抜けを導入するメリット・デメリットについて解説してまいりました。
重要なポイントは、自分たちの理想の暮らしを実現するために、吹き抜けが必要かどうかを判断することです。
その判断を後悔しないためにも、吹き抜けの特徴を十分に把握して下さい。

 

アイフルホームでは、吹き抜けを含む様々な建築プランを用意しています。
吹き抜けが自分たちの暮らしに合っているかどうか迷っている方は、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
お客様に最適なプランを提案致します。

※金利や制度は2022年2月時点のものです。

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