マイホーム計画では、どんな家に住みたいかだけでなく、どんな場所に住みたいかを考えることも重要なポイントです。
土地探しでは、分譲地と宅地（単独地）を比較して、どちらが自分たちの暮らしに合っているかを判断しなければなりません。

 

そこで今回は、分譲地のメリット・デメリットについて解説してまいります。
土地探しでお悩みの方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。

 

そもそも分譲地とは？

分譲地とは、不動産会社などが広い土地を区画整理して、小分けに販売している土地のことです。
特徴として、分譲地には電気・ガスなどのライフラインが予め引き込まれており、家を建てるために必要な整備がされています。

分譲地と宅地の違い

一方、宅地は地目の一種であり、建物の敷地及びその維持もしくは効用を果たすために必要な土地と定義されます。
宅地の場合、家を建てるためのライフラインは、自分たちで整備しなければなりません。

 

分譲地のメリット5つ

分譲地のメリットを知ることは、自分たちのお家づくりに合うかどうかの判断基準となります。

 

・価格が手頃で質も高い

・安全性が比較的高い

・住みやすい街並みに計画されている

・防犯面も安心できる

・インフラが整備されている

 

順番に解説します。

 

価格が手頃で質も高い

分譲地のメリットは、価格が手頃で質も高いことです。
土地購入と区画整理をまとめることで、スケールメリットによるお得な販売価格を実現しており、宅地の質にも期待できます。

安全性が比較的高い

 

安全性の高さもメリットの一つ。
安全に配慮した分譲地では、住宅街を通り抜けできないように道路を配置することで、無用の車の侵入を防ぎ、交通事故の予防に期待できることが理由に挙げられます。

住みやすい街並みに計画されている

住みやすい街並みに計画されていることもメリットといえます。
商業施設やゴミステーションの配置など、生活利便性の高さを追求した街づくりをしていることが理由です。

防犯面も安心できる

分譲地のメリットは、防犯面も安心できることです。
セキュリティに配慮した分譲地では、警備会社と契約するなど、コミュニティ全体で防犯対策に取り組んでいます。

インフラが整備されている

インフラが整備されていることも、分譲地の利点です。
ライフラインの引き込みが不要であり、追加の費用が掛からないため、資金計画が立てやすいことも魅力の一つ。

 

分譲地のデメリット4つ

一方、分譲地にはメリットもあればデメリットもあります。

 

・土地の広さを自由に決められない

・隣人との関係に注意が必要

・希望の間取りが実現しない場合がある

・交通の便が良くない場合がある

 

自分たちのお家づくりにどの程度の影響があるかを把握しておかなければなりません。

 

土地の広さを自由に決められない

土地の広さを自由に決められないことがデメリットの一つです。
基本的に土地の広さは均一であるため、自分たちの希望プランに合わない場合は、他の分譲地を探すことをおすすめします。

隣人との関係に注意が必要

隣人との関係に注意が必要であることも忘れてはいけません。
一つのコミュニティとして、近所付き合いは避けられないので、ルールやガイドラインを守り、良好な関係作りに努めて下さい。

希望の間取りが実現しない場合がある

希望の間取りが実現しない場合にも注意が必要です。
敷地面積の制限があるため、住宅のプランを考えずに土地を決めてはいけません。
対策として、住宅のプラン作りと並行して土地を探すと良いでしょう。

交通の便が良くない場合がある

交通の便が良くない場合があることもデメリットの一つ。
大規模分譲地では、最寄り駅が遠いことも珍しくありません。
車があれば問題ありませんが、通勤・通学に支障がないかを家族で相談することをおすすめします。

 

分譲地に住む際のポイント3つ

分譲地に住む際に、気を付けておきたいポイントをまとめています。

 

・建築条件付き土地かどうかを確認する

・ガイドラインの有無を確認する

・道路の位置を確認する

 

順番に解説します。

建築条件付き土地かどうかを確認する

分譲地を決める上で、重要なポイントは建築条件付きの土地であるかどうかです。
建築条件が付いた土地では、建築会社を自由に選べません。
モデルハウスを見学した上で、トータルで検討することをおすすめします。

ガイドラインの有無を確認する

ガイドラインの有無の確認も気を付けておきたいポイントの一つ。
街並みの調和などを目的にガイドラインが設けられているケースでは、ルールを守らなければなりません。
お家づくりに影響を及ぼすため、必ず事前に確認して下さい。

道路の位置を確認する

分譲地を選ぶ際は、道路の位置を確認することも重要です。
道路の位置や方角により、敷地内の配置が制限されるため、配置プランをイメージしながら、土地を選ぶことをおすすめします。

 

分譲地に関するよくある質問

分譲地に関するよくある質問をピックアップしていますので、自分たちの状況に置き換えて考えてみましょう。

 

区画ごとに分譲地が売れる順番はある？

区画割に左右されるものの、日当たりが良く、車の乗り入れがしやすい角地から売れていきます。
ゆっくりと検討したい気持ちも分かりますが、即断即決が良い結果に繋がることも少なくありません。

分譲地で「子供がうるさい」などトラブルが発生した際はどうすればいい？

程度にもよりますが、基本的には当事者同士で解決しなければなりません。
直接注意がしにくい場合は、自治会などのコミュニティに相談することをおすすめします。

分譲地の売れ残りはどうなる？

長期間、買い手がつかないケースでは値引きされる可能性もあります。
土地探しはタイミングに左右される部分も大きいので、売れ残りの理由が自分たちにとって問題なければ、購入を検討しても良いでしょう。

 

まとめ：環境の良い分譲地で理想の家づくりを

ここまで、分譲地について解説してまいりました。
理想の住まいを実現するためには、自分たちの暮らしに合った土地が必要であり、分譲地はおすすめの選択肢の一つです。
環境の良い分譲地で理想のお家づくりを始めましょう。

 

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※金利や制度は2022年2月時点のものです。