土地購入のチェックリスト35選!候補の絞り方や確認すべきこととは?

マイホームを検討する際、家を建てるための土地探しから始めなければならないケースは多くあります。

 

しかし、マイホームを建てるほとんどの人は初めての経験で、土地探しの経験もないため、何を基準に土地を決めたら良いのか不安に思う人は多くいます。

 

家を建てる上で、土台となる土地の決め方はとても重要です。
事前のチェック不足により後悔するのは避けたいはずです。

 

今回は、土地購入の際に確認しておくべきチェックリストを35項目、紹介していきます。
ポイントをしっかり押さえてチェックしておくことで、後悔しない土地購入を実現させましょう。

 

そもそも土地購入を決めるまでの大まかな流れとは?

そもそも、土地の購入を決めるまでには、どのような流れがあるのでしょうか?

 

・希望条件を決める

・現地で確認する

・契約する

 

大まかに分けると、上記3つの段階があります。
それぞれ簡単に説明しておきましょう。

 

希望条件を決める

 

土地購入に向けた第一歩は、希望条件を決めることです。

 

例えば、駅からの距離や周辺環境に関する立地条件、購入価格などの金銭面の条件、理想の家を建てるための広さの条件などがあります。

 

まずは自分の求めている条件を具体的にイメージし、候補を絞っていきましょう。

 

現地で確認する

希望条件に合う土地を絞り込んだら、実際に現地を訪れて確認します。

 

条件だけでは分からない、実際の雰囲気や周辺環境を目で見て確認することはとても重要です。

 

例えば、日当たりや周辺の交通状況、近隣の方の雰囲気など、実際に住むことをイメージして、気になる点をチェックしておきます。

 

現地の確認は、特にチェックしておくポイントが多い段階と言えます。

 

契約する

 

購入する土地が決まったら、契約することで土地購入が確定します。

 

土地購入は金額の大きな買い物なので、契約に関する手続きもやや複雑で、チェックするべきポイントも多くあります。

 

主に金銭面に関するものが多く、手数料や違約金などについても慎重に確認しておくことが必要です。

 

土地購入で候補を絞る際のチェックリスト7選

まずは、土地購入で候補を絞る際に確認するべきチェックリスト7選を紹介します。

 

・いつ購入できるか

・希望のエリアに立地しているか

・希望通りの土地面積か

・希望の方角に建てることができるか

・地盤の状況に問題はないか

・インフラは整備されているか

・諸費用まで含めた金額は予算通りか

 

上記7つのチェックリストは、その後の流れにも大きく影響する項目なので、どれも重要です。

1つずつ詳しく解説していきましょう。

 

いつ購入できるか

土地購入は、購入後に家を建てるのが前提の場合がほとんどで、実際にいつ購入できるか確認することはとても重要です。

 

例えば、売主側の都合により購入可能な時期が遅くなったり、土地上に建ったままになっている古家を取り壊す予定があれば、購入時期が遅れたりする場合もあります。

 

土地購入の計画を立て、購入できる時期に問題がないことを確認しておきましょう。

 

希望のエリアに立地しているか

エリアの希望は特に重要視される部分のため、土地が希望のエリアに立地しているかしっかり確認しておおきましょう。

 

実際に生活することをイメージして確認するのがポイントです。

 

必ずしも当初の希望エリアに入っていなくても、他のチェック項目において優れている場合は候補として残しておいた方が、視野が広がり選びやすくなります。

 

希望通りの土地面積か

土地面積は、理想の広さの家を建てるために重要です。

 

土地により、広さに対して建築可能な家の大きさも定められているため、不動産業者に聞いて確認しておきましょう。

 

駐車スペースや庭が必要な場合は、それも含めて希望通りの広さかどうか確認しましょう。

 

希望の方角に建てることができるか

建てる家の日当たりを考慮し、希望する方角に建てることができるかどうか確認しておきましょう。

 

例えば、土地の南側に通路があれば、日の当たるスペースを確保しやすくなります。
逆に、土地の北側が通路で、南側に高さのある建物が存在している場合、日当たりが制限されてしまう場合があります。

 

また、東側は午前中、西側は午後の日当たりが良くなる点も考慮し、自分の生活スタイルと合わせて判断していきましょう。

 

地盤の状況に問題はないか

地盤の状況に問題があると、家を建てる際に地盤改良が必要な場合があるので、地盤の状況の確認は大切です。

 

地盤改良が必要な場合、高額な費用がかかるケースが多いので、事前に調べておきましょう。

 

インフラは整備されているか

実際に生活するために必要な、インフラの整備を確認しましょう。

 

ガス管や水道管の有無を確認し、ない場合は引き込み工事が必要になります。
費用がかかることなので、事前の確認が大切です。

 

諸費用まで含めた金額は予算通りか

諸費用も含め金額が予算通りになっているかの確認は、とても重要です。

 

土地購入とは別に家の建築費用や諸費用がかかることを考慮した上で、土地の金額が適切であるか確認しましょう。

 

予算に対して土地の金額が高くなれば、家づくりの際に十分な費用がかけられなくなるので注意が必要です。

 

土地購入時に現場で確認すべきチェックリスト20選

土地購入では、実際に現地に足を運んで確認すべきポイントがたくさんあります。
ここでは以下の20項目のチェックリストを紹介します。

 

・朝・昼・夜のチェック

・近隣の治安は良さそうか

・隣家にはどんな人が住んでいるか

・街の雰囲気は良いか

・ゴミ捨て場は綺麗に管理されているか

・日当たりは良いか

・周辺施設の確認

・交通の便に不便はないか

・子育てがしやすい立地か

・騒音やニオイは問題ないか

・車の出入りに不便はないか

・前面道路の交通状況

・前面道路は家を建てられる道路か

・震災からの安全が確保されているか

・越境物はないか

・境界は確定しているか

・水はけが良いか

・下水道の処理

・建築に法規制がかかる立地ではないか

・建築確認申請以外の申請は必要か

 

自分の目で実際の環境を確認し、後悔しない土地選びをしましょう。

 

朝・昼・夜のチェック

時間帯によって、日当たりや交通量などは変化するため、朝・昼・夜の状況のチェックは大切です。

 

通勤や通学の時間帯の交通量や、日中の日当たり具合を確認し、帰宅時間の街灯の有無も見ておきましょう。

 

近隣の治安は良さそうか

近隣の治安の確認も、重要なポイントです。

 

近くに夜の繁華街があるなら、実際の雰囲気をチェックしておいた方が安心です。
また、近隣に学校や幼稚園などがあると、子育て世帯が多く治安の良さが確認できることもあります。

 

近隣の住民に話を聞けば、リアルな治安の状況が分かるのでおすすめです。

隣家にはどんな人が住んでいるか

隣家の住民がどんな人なのかも、確認しておきたい点です。

 

土地を購入してマイホームを建てると、たとえ隣家とご近所トラブルが発生しても、賃貸物件のように気軽な引越しができなくなります。

 

後にトラブルが起こらないよう、大まかな家族構成や人柄はチェックしておいた方が安心です。

 

街の雰囲気は良いか

購入後に街の雰囲気に馴染めず後悔しないよう、周辺の街の雰囲気は確認しておきましょう。

 

実際に近くを歩いてみるだけでも、雰囲気が理想に合っているかどうかが分かります。
その街で生活するイメージが浮かびやすい方が、快適な暮らしを送ることができます。

 

ゴミ捨て場は綺麗に管理されているか

ゴミ捨て場は地域ごとに決められている場合がほとんどなので、特定のゴミ捨て場の管理についてもチェックしておきましょう。

 

綺麗に管理されていないと、悪臭や虫の発生などが考えられ、快適に利用できないことが考えられます。
ゴミ捨て場は必ず使うことになるため、確実にチェックしておくことをおすすめします。

 

日当たりは良いか

日当たりの良さは、生活する上で重要なポイントです。

 

家の中の明るさや、洗たく物の乾きやすさに影響するだけでなく、日当たりが特に悪いと、家が暖まりにくく湿気がたまりカビの原因になる場合もあります。

 

実際に日が出ている時間帯に土地を訪れ、日当たりの良さを確認しておきましょう。

 

周辺施設の確認

 

周辺施設は、生活の便利さを左右する重要なポイントとなるため必ずチェックしましょう。

 

例えば、駅や病院、買い物ができる場所など、日常的な利用が考えられる施設は確認しておきましょう。

 

交通の便に不便はないか

交通の便に不便がないか確認しておきましょう。

 

電車を使う場合は、駅までの道のりや、通勤通学での乗り換えがスムーズかどうかを確認することが大切です。

 

また、徒歩や自転車、車での移動が多い場合は、歩道や信号の有無、道の広さが不便ではないか、確認しておきましょう。

 

子育てがしやすい立地か

子供がいる場合は、子育てのしやすさもチェックしておきたいポイントです。

 

例えば、預けられる保育園の場所や、近くの公園、通いやすい小児科などについて確認しましょう。
地域によって異なる子育て制度も、事前に調べることで子育てのしやすさが分かります。

 

また、近隣に子育て世帯が多いと安心感が高まる場合も多いです。
子供による生活音についても、お互いに同じ状況であれば、神経質にならずに生活できるというメリットもあります。

 

騒音やニオイは問題ないか

騒音やニオイに問題がないかどうか、実際に土地を訪れて確認しましょう。

 

特に、大きな道路に面している場合、車の音や排気ガスのニオイの影響を受けやすくなります。
時間帯や、平日と週末でも異なることが多いので、できれば両方チェックした方が安心です。

 

車の出入りに不便はないか

車を持っていて、敷地内に駐車する予定の場合は、出入りのしやすさもチェックしておきましょう。

 

土地の間口が狭かったり、交通量の多い道路に面している場合は、車の出入りが不便になったりする可能性が高くなります。

 

車を使う頻度や運転技術も考慮して検討しましょう。

 

前面道路の交通状況

前面道路の交通状況は、車の出入りのしやすさだけでなく、子供の安全にも関わるので重要です。

 

交通量と合わせて、道幅や運転速度の規定も確認し、安全性をチェックしておきましょう。

 

前面道路は家を建てられる道路か

前面道路の道幅により、家の建築に制限がかかる場合があるため、前面道路が細い場合は特に確認が必要です。

 

また、前面道路が公道か私道かについても、土地を所有するのに重要なポイントなので、事前に確認しておきましょう。

 

震災からの安全が確保されているか

震災が起きた際の安全性について、過去の事例などを確認することが重要です。

 

ハザードマップを見ると、過去のデータにより地域ごとに分析された安全性を確認できるので、チェックしておきましょう。

 

越境物はないか

隣の敷地からの越境物の有無を確認することも大切です。

 

例えば、隣の敷地から木の枝が境界を越えて伸びている場合、無断で切ることはできません。
購入後にトラブルにならないよう、あらかじめ確認しておきましょう。

 

境界は確定しているか

稀なケースで、境界が確定していない場合もあるので、境界が確定していることを確認しておいた方が安心です。

 

もし境界が確定していない場合、自ら境界確定の作業をしなければならず、費用と手間がかかるので注意しましょう。

 

水はけが良いか

土地の水はけの良さも、注意して見るようにしましょう。

 

水はけが悪いと、敷地内に雨が溜まりやすくなってしまうので、雨の日の様子も実際に見て確認しておくと安心です。

 

下水道の処理

下水道の処理の種類を確認しましょう。
主に、浄化槽と本下水の2通りがあり、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

 

浄化槽の場合は、清掃や点検を自分で行う必要があり、手間がかかります。
清掃や点検を怠ると、汚水の臭いが上がって来ることがあるので、注意が必要です。

 

本下水の場合は、特に手間がかかることもなく楽ですが、浄化槽に比べると毎月の水道代がやや高くなります。

 

建築に法規制がかかる立地ではないか

土地により、家の建築に法規制がかかる場合があるので、必ず確認しておきましょう。

 

例えば、建築物の高さ制限や、家の構造に関する規制などがあります。
役所で確認できますが、専門的な内容が多いので、不動産業者にしてもらうのがおすすめです。

 

建築確認申請以外の申請は必要か

家を建てるのに必要な建築確認申請以外にも必要な申請があるか、事前に聞いておきましょう。

 

ある場合は、申請にかかる費用や期間も把握しておきましょう。

 

土地購入で契約する際のチェックリスト8選

土地購入で契約する際にも、チェックすべきポイントがあります。

 

・スケジュール通りに建てられるか

・抵当権は付いていないか

・仲介手数料は発生するか

・手付金は現金で支払える金額か

・自治体の助成金を確認する

・ローン特約の有無

・支払い日の確認

・違約金は設定されているか

 

上記8つのチェックリストを確認しておきましょう。

 

スケジュール通りに建てられるか

購入の契約後、実際に土地が引き渡されるまでの期間を確認し、家の建築をスケジュール通りに進められるかどうかをチェックしておくことが大切です。

 

建築工事は天候などにも影響されるので、できるだけ余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。

 

抵当権は付いていないか

土地に付いている抵当権の有無は、必ず確認しておきましょう。

 

抵当権が付いていて、購入後に抵当権が実行された場合、土地が競売にかけられてしまう可能性があります。
抵当権の内容をきちんと把握した上での判断が重要です。

 

仲介手数料は発生するか

土地購入で、不動産業者の仲介が入る場合、仲介手数料が発生するのが一般的です。
発生する場合は、金額も事前に確認しておきましょう。

 

仲介手数料も踏まえて、予算を把握することが重要です。

 

手付金は現金で支払える金額か

契約の際、手付金として土地価格の一部を現金で支払うのが通常のケースであるため、現金の用意が可能な金額かどうかチェックしましょう。

 

支払いの時期などの調整が必要な場合は、早めに不動産業者へ相談しておくと安心です。

 

自治体の助成金を確認する

自治体の助成金が出るケースは多々あるので、役所などで調べておきましょう。

 

助成金の制度は自治体ごとに異なり、金額に大幅な差が出ることもあります。
助成金を知らずに受け取れないことがないよう、しっかり情報取集することが大切です。

 

ローン特約の有無

土地をローンで購入する場合は、ローン特約の有無をチェックしておきましょう。

 

ローン特約とは、土地購入の契約後、ローン審査の承認がおりなかった場合に、契約を無効にできるというものです。
ローン特約が無いと、万が一ローン審査が通らなかった場合も、支払いをしなければならなくなってしまうので、注意しましょう。

 

支払い日の確認

契約後の支払い日を確認しましょう。

 

ローンに土地と住宅を合算している場合は、支払い日を延ばしてもらうケースもあるので、確実に確認しておくべきポイントです。

 

違約金は設定されているか

違約金が設定されている場合は、内容をよく確認し理解しておきましょう。

 

契約に関して違約があった場合、支払わなければならない金額がいくらに設定されているのか把握しておくことで、トラブル回避にもなります。

 

まとめ:土地購入時はチェックリストを確認して理想の土地を見つけよう

土地購入において、確認すべきポイントはたくさんあります。
購入後に後悔しないためにも、チェックリストをよく確認し、理想の土地を見つけましょう。

 

アイフルホームでは、お客様のご希望に寄り添いながら家づくりをサポートしています。
土地の購入に関する不安や疑問をお持ちの方も、お気軽にご相談ください。

※金利や制度は2022年5月時点のものです。

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