新築住宅の収納アイデアを間取り別に比較!失敗しない計画の立て方も

この記事では、新築住宅の収納で後悔した事例をもとに、間取り別の収納アイデアや失敗しない計画の立て方などを詳しく解説します。

新築住宅を検討している人の多くが、収納アイデアに悩まされています。収納が工夫されていると、物が部屋に散らばることなく、おしゃれな部屋に見せられるでしょう。

ここでは、新築住宅の収納の後悔事例や間取り別の収納アイデアを紹介します。新築住宅を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

● 新築の収納で後悔した失敗事例

● 間取り別の収納アイデア

● 新築における収納住宅の建て方

そもそも新築住宅の収納で後悔した失敗事例は?

ここでは、収納住宅の収納で後悔した失敗事例を3つ紹介します。

  • 収納スペースに物が入りきらなかった
  • 奥に収納した物が取り出しにくかった
  • どこに何を収納したのかわからなくなった

それぞれ詳しく解説します。

収納スペースに物が入りきらなかった

収納スペースが足りず物が入りきらないことは、よくある失敗事例です。収納スペースが足りない大きな原因は、持っている荷物を把握できていないことでしょう。

また、デザイン性だけを重視して機能性をあまり考えていないときによくある失敗事例といえるでしょう。

奥に収納した物が取り出しにくかった

収納を多めに設けたものの、奥行きがありすぎて収納した物が取り出せない失敗例も挙げられます。

住まいの収納に余裕があると、あまり必要ないのに物を多く買ってしまうことがあります。荷物が増えていき、奥にある物が取り出せない事態になりかねません。

単純に収納だけを増やした設計の場合に起こりやすい事例といえます。奥にある荷物を取るためには手前の荷物から取り出さなければならないので、面倒だと感じてしまうでしょう。

どこに何を収納したのかわからなくなった

整理整頓が苦手であまり考えずに荷物を収納に詰め込んだとき、どこに収納したのかわからなくなります。

失敗する要因として、使用する場所と収納した場所の距離が遠いことが挙げられます。使う場所の近くに収納を設けていない場合、遠くの収納に置かなければなりません。

そのため、使うときには収納した場所を忘れてしまい、どこに何があるのかわからなくなるといった失敗事例です。

【間取り別】新築住宅で失敗しない収納アイデア

ここでは、新築住宅で失敗しない収納アイデアを間取りごとにまとめました。

  • 玄関
  • 寝室
  • リビング
  • キッチン
  • 洗面所
  • トイレ
  • 階段下
  • 屋根裏

上記8つの間取りで、それぞれの収納アイデアをご紹介します。

玄関

シンプルな可動式靴箱は、自分たちが使いやすいように変化できる点が魅力です。ブーツなども収納しやすく、土間に子供のおもちゃなどを置けます。

また、土間収納を設けると靴を収納できるため、土間空間の整理が可能です。子供の遊具や雨具なども土間に収納できるので、シンプルですっきりしたイメージが作れます。

寝室

寝室に夫婦で別々のクローゼットを設けると、それぞれの私物が整理できて分類しやすくなるでしょう。

クローゼットに棚やパイプハンガーなどを配置すると、さらに整理しやすくなります。

リビング

リビングではデッドスペースを有効活用させると、すっきりとした収納が可能です。

デッドスペースに収納を確保し、掃除機や雑誌類、古新聞などを収納すると、物が片付いて散らかりやすいリビングを整理できます。

キッチン

キッチンにおすすめの収納は、パントリーと床下収納です。

パントリーには、食料品を多く置けるので、食料品を安いときにまとめ買いできます。保存期間が長い食料品を備蓄すると、災害時の非常食として役立ちます。

床下収納もスペースの有効活用になり、調味料などの保存場所として最適です。

洗面所

洗面所では、横にタオルなどを置いておく収納スペースを確保しておきましょう。

また、洗濯機と洗濯物を干す場所、収納スペースを一直線に並べておくと効率的です。

トイレ

壁面やカウンターの下に収納の棚を配置すると、掃除用具などの収納に便利です。

余ったスペースにはトイレットペーパーなどが置けます。

階段下

階段下はデッドスペースになっている箇所が多いため、棚を設置すると、生活用品をストックしたりお気に入りの小物を配置したりできます。

また、階段下のスペースに防災グッズを配備しておくと、万が一のときに安心です。

屋根裏

デッドスペースになりやすい屋根裏ですが、収納として利用すると効果的に活用できます。

ストーブや扇風機など季節ごとに使用する物を置いておくと、他の収納には頻繁に使う物を置けるので、効率的に収納を活用できます。

新築住宅における収納計画の立て方

ここでは、新築住宅における収納計画のポイントを説明します。

  • 現在の持ち物を把握する
  • 不要な物はこまめに処分する
  • 新たに購入する物をリストアップしておく
  • 各場所に割り振る
  • 物の量に応じて収納の大きさを決める

上記5点を詳しく解説します。

現在の持ち物を把握する

新築住宅における収納計画は、現在の持ち物をしっかりと把握することから始めましょう。

自分が所有している持ち物の種類や量を把握しておかなければ、実際に住まいでどの程度収納が必要になるかわかりません。第1ステップとして、所有物の現状を認識しましょう。

不要な物はこまめに処分する

新築住宅における収納計画として、不要になった物はこまめに処分しましょう。

持ち物のなかには、長期間使用していない物やもう使わない物などがあります。収納を多く作ったとしても、いらない物まで収納することは効率的ではありません。

不要と思った物は、新築住宅の引っ越し前に処分しましょう。

新たに購入する物をリストアップしておく

新築住宅に引っ越す際、新たに購入する物があるでしょう。

購入予定の物をあらかじめリストアップしておくと、購入数や量を事前に把握できて便利です。

各場所に割り振る

持っていく物と購入予定の物をリストアップしたら、収納する場所を割り振りましょう。

基本的には、使用する場所の1番近くにある収納スペースに割り振るとよいでしょう。

あまり関係がない場所に収納してしまうと、使わないばかりかどこに収納したのかわからなくなってしまいます。そのため、使いやすい場所に収納するのが鉄則です。

物の量に応じて収納の大きさを決める

使用する物に合わせて、収納の大きさを決めるとよいでしょう。各場所への割り振りを検討した際、どうしても収納に入りきらない物があるでしょう。

必要だけど収納場所がないといった場合には、収納の大きさを変える必要があります。

設計や広さの関係上どうしても大きさを変えられない場合は、収納家具を設置したり補助ツールを使ったりして、収納できないか試しましょう。

新築住宅で収納を活用した間取り例

ここでは、新築住宅で収納を活用した間取り例を、アイフルホームの実例やプランなどから紹介します。

  • 長年の夢だった「冬暖かく夏涼しい家」
  • 二世帯が楽しい日々をともにする暮らし
  • 仲間や家族が集う、みんなの笑顔があふれる暮らし

それぞれ詳しく解説します。

長年の夢だった「冬暖かく夏涼しい家」

家族構成 夫婦+子ども4人+猫2匹
延床面積 110.96㎡(33.5坪)
敷地面積 235.27㎡(71.1坪)
工法 木造軸組

家族団らんを重視してリビングを広く取るために、1階には水回りとリビングだけを設置し、2階に部屋を配置した間取りです。

奥様のご要望で、なるべく収納は多く設けています。

ダイニング横にカウンターを設置して両脇に収納を配置したり、玄関横の収納だけではなく廊下の奥にも収納を設けたり、ちょっとした工夫で収納の数を増やしています。

狭めの収納を多く設けることで、使う場所の近くに片付けられるため効率的です。

実際の事例を写真付きでチェックする

二世帯が楽しい日々をともにする暮らし(for WITH PLAN)

工事面積 171.10㎡(51.76坪)
延床面積 160.00㎡(1階79.00㎡・2階81.00㎡)

アイフルホームの”for WITH PLAN”は、両親との同居に向いているプランです。

特徴的な収納の活用方法として、ウォークインクローゼットと土間収納が挙げられます。

1階に親世帯の寝室を設けて、1.8畳の広さがあるウォークインクローゼットを配置しているため、年齢を重ねた親御さんが生活しやすい住まいです。

また、共用の土間収納を設けているので、子供のベビーカーや親御さんの杖、買い物に使うキャリーカートがすべて収まります。

玄関もすっきりとしていて、すぐに使用できる点がポイントです。

アイフルホームのfor WITH PLANをチェックする

仲間や家族が集う、みんなの笑顔があふれる暮らし(for PARTY PLAN)

工事面積 124.60㎡(37.69坪)
延床面積 114.00㎡(1階67.00㎡・2階47.00㎡)

大勢の仲間や家族が集う場所として、大きなL字カウンターを設けた間取りです。キッチンとつながりコの字型の中央で作業ができるので、動線が短く効率的に作業できます。

カウンターの裏側下部には、鍋や食器、かごやごみ箱などを置ける収納を設置すると、作業が楽になります。

大きなパントリーも、食料品や普段使わない食器類の収納として大変便利です。

アイフルホームのfor PARTY PLANをチェックする

新築住宅の収納に関するよくある質問

ここでは、新築住宅の収納に関するよくある質問を3点挙げました。

  • 新築住宅の収納率の目安は?
  • 使いやすい収納の奥行きは?
  • 収納に適した湿気対策は?

それぞれ回答します。

新築住宅の収納率の目安は?

収納率とは、新築住宅の総面積に対し収納の面積がどれくらい占めているかを比率で表したものです。一般的に、戸建て住宅の理想的な収納率は、12〜15%程度といわれています。

新築住宅の設計時に収納率の目安を知っていると便利ですが、あくまでも目安です。

より多くの収納が必要な場合や逆のパターンも考えられるため、1つの基準として考えておくといいでしょう。

使いやすい収納の奥行きは?

大きな収納を配置した場合、奥行きがありすぎると、奥にしまった物を取り出すときに、手前の物を1度出すという不便さを感じてしまいます。

場面ごとの使いやすい収納の奥行きは、主に以下の通りです。

  • 本棚の奥行き:300mm程度
  • 食器棚の奥行き:450mm程度
  • 衣類の収納奥行き:650mm程度

奥行きが深すぎると非効率的な収納になるため、注意しなければなりません。

収納に適した湿気対策は?

収納に適した湿気対策は、なるべく詰め込まず少し余裕を持たせて風通しを良くすることや、定期的に通気をすることです。

物を詰め込んでしまうと、湿気がこもりやすくカビの要因になります。サーキュレーターや扇風機などでこまめに通気すると、さらに効果的といえます。

新築住宅の収納は施工事例を参考にしながら決めよう

新築住宅の収納配置に失敗すると、ひどく後悔してしまうおそれがあります。

収納は毎日の生活に欠かせませんが、収納スペースを多く取りすぎてしまうと収納ばかりになってしまい、生活する広さを邪魔する要因になってしまいます。

戸建て住宅の収納率は12~15%程度が目安であり、収納率の目安と施工事例などを参考に収納を決めることが大切です。毎日の生活に必要な収納をしっかりと考慮して設計から考えることで、理想の住まいに近づけられます。

アイフルホームでは、最適な家づくりのプランを提案します。住宅ローンや資金計画などのご相談も承りますので、ぜひ一度アイフルホームへお問い合わせください。

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※金利や制度は2023年6月時点のものです。

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