住宅ローンはクレジットカード払いできる?審査に与える影響も解説

この記事では、住宅ローンはクレジットカード払いできるのかについて解説していきます。

住宅は人生で最も高い買い物になるケースがほとんどのため、仮に住宅ローンをクレジットカード払いにできるなら多くのポイントを得られるでしょう。

一方で、住宅ローンとクレジットカードは相性が悪く、クレジットカードの使い方によっては審査が通らないこともあります。

この記事では、クレジットカードが審査に与える影響や、住宅ローンを通すために知っておきたいクレジットカード関連の準備についても解説します。クレジットカードでお悩みの人はぜひ最後までお読みください。

【この記事でわかること】

● 住宅ローンをクレジットカード払いにできるかどうか

● クレジットカードが住宅ローン審査に与える影響

● 住宅ローンを通すためのクレジットカード関連の準備

【結論】住宅ローンでクレジットカード払いはできない

結論からいうと、住宅ローンをクレジットカードで払いすることはできません。

なぜなら、住宅ローンは融資を受ける金融機関の口座を開設し、月々の支払いによって返済するのが原則だからです。これによって金融機関は利息を得られ、事業を継続できます。

また、クレジットカード払いでは、決済金額の5%程度を手数料としてカード会社へ支払わなければならない点も理由の1つです。

このように、間接的な支払いは金融機関が認めないため、クレジットカード払いはできません。

団体信用生命保険や火災保険は可能?

住宅ローンはクレジットカード払いできませんが、住宅を購入する際に支払う費用の中には団体信用生命保険や火災保険もあります。これらの保険料は直接金融機関が関わるわけではないため、クレジットカード払いが可能です。

そのため、全ての支払いを振替や振込にするのではなく、クレジットカード払いにしてポイントを貯める工夫がおすすめといえます。

住宅ローン審査に影響を与えるクレジットカードの利用状況

住宅ローン審査を受ける際にはクレジットカードの利用状況を調べられます。以下のような利用状況では、審査に悪影響を及ぼす場合があります。

  • 延滞している
  • カードローンの履歴が多い
  • 保有枚数が多い
  • 高額商品を頻繁に購入している

詳細を解説していきます。

延滞している

クレジットカードの支払いを何度も延滞している場合、住宅ローンを通すことは難しいといえます。なぜなら、延滞を繰り返すと俗に言う”ブラックリスト”に載ってしまうからです。

1度の延滞であっても返済するまで期間が長い場合は不利な審査となってしまいます。

住宅ローンを組んで住宅を購入する予定があるなら、クレジットカードの支払いを延滞しないよう現在から注意する必要があります。

カードローンの履歴が多い

生活費が足りず日常的にカードローンを繰り返している人は、年収が高くともお金にルーズな人という印象を金融機関に与えてしまいます。

その結果、住宅ローンの審査は厳しくなり、融資の減額や減額となる原因になります。日常生活を見直しカードローンの利用を極力抑えた上で住宅ローン審査を受けるのがおすすめです。

リボ払いや分割払い、キャッシングなどが残っている場合には、審査を受ける前に返済しておきましょう。

保有枚数が多い

複数のクレジットカードを保有しており、さらに全て使っている人は注意が必要です。なぜなら、クレジットカードは1枚ごとに利用可能枠があるため、保有枚数が多いと、自然と利用可能額が大きくなるからです。

また、全てを利用している場合は、上限まで利用しているクレジットカードが存在する可能性が高いとみなされ、借金をする癖があると判断されます。さらに、1枚1枚の支払いが少額であっても合計の支払い額は高額になってしまえば、住宅ローン審査に不利な情報となります。

そのため、クレジットカードは支払い金額だけでなく、実際に使用しているカード枚数も重要なポイントになることを知っておきましょう。

高額商品を頻繁に購入している

ボーナスなどの臨時収入が入る度に高額商品をクレジットカードで購入する人は、住宅ローン審査が厳しくなるおそれがあります。

なぜなら、住宅ローンはボーナス払いと毎月支払いのバランスを見据える必要があり、このようなライフスタイルではボーナス支払いが困難になるからです。

住宅ローンよりも高額商品の支払いを優先される可能性が高いと判断されれば、金融機関にとってはリスクの高い融資となってしまいます。

住宅ローン審査に通るためのクレジットカード関連の準備

住宅ローン審査はクレジットカードが原因で通らないこともあるため、審査を受ける前にクレジットカード関連の準備が必要となります。

  • 個人信用情報機関に問い合わせる
  • キャッシング枠を減らす
  • クレジットカードの枚数を減らす
  • 完済証明書を入手する

具体的な準備内容を解説していきます。

個人信用情報機関に問い合わせる

住宅ローンの審査を依頼するのは金融機関ですが、個人情報を開示しているのはCICJICCJBAなどの個人信用情報機関です。滞納している可能性がある人は、自分がブラックリストに載っていないかを個人信用情報機関に問い合わせましょう。

万が一滞納が確認された場合、滞納分が解消された月から5年ほどは住宅ローンを組めません。

そのため、家を購入するスケジュールを立てるためにも、クレジットカード支払いの滞納がある人は早めに個人信用情報機関に問い合わせることをおすすめします。

キャッシング枠を減らす

日常的にクレジットカードを使ってしまう人は、キャッシング枠を減らすことをおすすめします。

家を購入するためにライフスタイルを見直すことは重要ですが、意識的にクレジットカードを使わないようにするのはストレスを感じる人もいます。

キャッシング枠を減らすことで月々の利用額を強制的に調整し、住宅ローンに影響がない利用状況にする方法が効果的です。

クレジットカードの枚数を減らす

クレジットカードは保有している数が多いと住宅ローン審査に悪影響を及ぼすことになるため、保有枚数を2〜3枚ほどにすることをおすすめします。

クレジットカードの枚数を減らすことで利用状況を把握しやすくなり、毎月の支払額を減らしやすくなるでしょう。

完済証明書を入手する

高額商品を購入し残債が多い場合、完済することで住宅ローンへの影響をゼロにできますが、その場合は完済証明書をクレジットカード会社から発行してもらう必要があります。

ただし、完済証明書は住宅ローン審査の時点で準備しなければならないわけではありません。本審査までに提出できれば審査に影響はありません。

なぜなら、この場合は「完済条件」という前提で承認が降りることになり、金融機関としては完済できなければ後から否決にできるからです。

そのため、返済できる金額を本審査までに貯蓄することが重要です。

住宅ローンのクレジットカード払いに関するよくある質問

ここでは、住宅ローンのクレジットカード払いに関するよくある質問に回答していきます。

  • 何年前までのクレジットカードの延滞履歴が審査に影響する?
  • ローンとクレジットカードは何が違う?

疑問の解消にお役立てください。

何年前までのクレジットカードの延滞履歴が審査に影響する?

延滞履歴は異動情報として、5〜10年間データベースに残ってしまいます。

そのため、延滞している可能性がある人は個人信用情報機関に問い合わせ、情報開示の内容を踏まえて住宅ローンを組むタイミングを考える必要があります。

ローンとクレジットカードは何が違う?

ローンはお金を借り、あとから定期的に返済する仕組みです。一方、クレジットカードは物品の入手やサービスを先に受け、あとから代金を支払う仕組みとなります。

つまり、ローンとクレジットカードは毎月返済する形式は同じであっても、既に支払い済みかどうかという点が異なります。

住宅ローン審査にはクレジットカードの使い方が影響する

住宅ローン審査にはクレジットカードの利用状況や枚数などが影響します。住宅ローン審査で落ちてしまい、理想のマイホームが購入できない事態にならないためにも、クレジットカードの使い方には日ごろから注意することをおすすめします。

アイフルホームでは、マイホームのプランや土地情報の相談だけではなく、住宅ローン審査を通すためのアドバイスなど、資金に関する相談にも乗っています。

また、多くの金融機関と提携していることから最新の金利情報もお届けしています。そのため、住宅ローン審査で失敗しない家づくりを実現したい人は、アイフルホームにお問い合わせください。

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※金利や制度は2023年10月時点のものです。

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