老後はマンションと一戸建てのどっちが良い?メリットやデメリットで比較

老後はマンションと一戸建てのどっちが良い?メリットやデメリットで比較

老後の生活は、自分が住んでいる家の状態によって暮らしやすさが大きく左右されます。

「駅までの距離が遠く感じられる。」

「庭の掃除を毎日するのが大変。」

上記のようなことをきっかけに、老後は駅近のマンションなどに住み替えを検討する人は少なくありません。

老後の生活には現役世代とは異なる特徴や注意点があるので、老後の住まいを選択する際はしっかりと把握しなければなりません。

本記事では、老後にマンション・一戸建てで生活する場合のメリット・デメリット、さらには注意すべき点について詳しく解説します。

【この記事でわかること】

● 老後の暮らしや住まいの統計データ

● 老後にマンションで暮らす際のメリット・デメリット

● 老後に一戸建てで暮らす際のメリット・デメリット

● マンションが向いている人と一戸建てが向いている人の特徴

老後の暮らしや住まいの統計データ

老後の住まいを考えるとき、「実際のところ、みんなはどのくらいの収入と貯蓄で暮らしているの?」と気になりますよね。
住み替えるべきか、今の家に住み続けるべきかを決める前に、まずは全国の高齢者世帯のデータを確認しておきましょう。

ここで押さえておきたいのは、次の3つです。

  • 高齢者世帯の平均所得額(どのくらいの収入で暮らしているか)
  • 高齢者世帯の平均貯蓄額(住み替えに使える自己資金はどのくらいか)
  • 高齢者世帯の持ち家率(どんな住まいで暮らしている人が多いか)

それぞれ、最新の公的調査のデータをグラフで見ていきます。

高齢者世帯の平均所得はいくら?

グラフ

※出典:2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省

厚生労働省の調査によると、高齢者世帯(65歳以上の方だけで構成される世帯など)の1世帯当たり平均所得は336万1,000円です(2024年の1年間の所得)。

全世帯の平均所得575万2,000円と比べると、高齢者世帯の収入は現役世代を含む全体の約6割にとどまります
前回調査(2023年の所得)の314万8,000円からは21万3,000円増えているものの、物価も上がっているため、生活にゆとりがあるとは言い切れません。

世帯の種類1世帯当たり平均所得(2024年)
高齢者世帯336万1,000円
全世帯575万2,000円
高齢者世帯以外の世帯700万7,000円
児童のいる世帯857万3,000円
出典:厚生労働省「2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況」より作成

つまり、老後の住まいを考えるうえでは、リタイア後に住宅ローンや家賃の負担が重く残らない計画かどうかが大きなポイントになります。

高齢者世帯の収入は何でできている?

グラフ

※出典:2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省

高齢者世帯の所得の内訳を見ると、公的年金・恩給が61.3%を占め、給料や自営業の収入にあたる稼働所得は25.9%です。

さらに、年金を受け取っている高齢者世帯のうち41.3%は、収入が公的年金・恩給だけという結果になっています。
収入の柱が年金である以上、老後は毎月の収入が大きく増えることを前提にしにくい、ということです。

だからこそ、住まい選びでは「買えるかどうか」よりも、毎月いくら出ていくか(住居費の固定費)を先に確認しておくと安心です。

高齢者の平均貯蓄額はいくら?

グラフ

※出典:家計調査報告(貯蓄・負債編)2025年(令和7年)平均結果|総務省統計局

総務省統計局の家計調査(二人以上の世帯)によると、平均貯蓄額は60歳代が2,843万円、70歳以上が2,471万円です。
40歳代(1,381万円)の約2倍、50歳代(1,756万円)の1.4〜1.6倍にあたり、老後に住み替える場合は自己資金の割合を高くしやすいことがわかります。

世帯主の年齢平均貯蓄額(2025年)
40歳未満994万円
40〜49歳1,381万円
50〜59歳1,756万円
60〜69歳2,843万円
70歳以上2,471万円
全世帯平均2,059万円
出典:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)2025年(令和7年)平均結果(二人以上の世帯)」より作成

ただし、ここで注意したいのが「平均」という言葉です。
貯蓄が多い一部の世帯に平均額は引き上げられるため、実態に近い中央値は1,264万円にとどまります。
別の調査(厚生労働省の国民生活基礎調査)では、高齢者世帯の平均貯蓄額は1,647万6,000円という結果も出ています。

「平均額と同じだけ貯蓄がないと住み替えられない」ということではありません。大切なのは、ご自身の貯蓄と年金収入の範囲で無理のない住まいを選ぶことです。

高齢者の持ち家率はどのくらい?

グラフ

※出典:令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計|総務省統計局

総務省統計局の住宅・土地統計調査によると、65歳以上の方がいる世帯の81.6%が持ち家に住んでいます。
全世帯の持ち家率60.9%と比べて20.7ポイント高く、高齢になるほど持ち家で暮らしている人が多いことがわかります。

一方で、世帯の形によって差があるのも特徴です。

世帯の型持ち家の割合(2023年)
高齢者のいる世帯(全体)81.6%
高齢者のいる夫婦のみの世帯87.6%
高齢者のいるその他の世帯88.6%
高齢単身世帯67.5%
(参考)主世帯全体60.9%
出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)」より作成

ひとり暮らしの高齢者世帯は持ち家率が67.5%まで下がり、32.2%が借家に住んでいます。
つまり、配偶者との死別や子どもの独立をきっかけに、住まいが変わるケースが少なくないということです。

なお、全国の主世帯のうち42.7%が高齢者のいる世帯で、日本の総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は29.4%となっています。
宮城県ではさらに高く、主世帯の43.7%が高齢者のいる世帯です。住み替えや二世帯化を検討する世帯は、今後ますます増えていくと考えられます。

3つのデータからわかること

ここまでの統計を整理すると、老後の住まい選びの前提が見えてきます。

  1. 収入は年金が中心で、大きく増えにくい
     → 毎月かかる住居費(ローン・家賃・管理費・修繕費)を抑えられるかが重要
  2. 貯蓄は年代の中ではもっとも多いが、世帯による差が大きい
     → 平均額ではなく、ご自身の貯蓄と年金額をもとに計画を立てる
  3. 多くの高齢者世帯は持ち家で暮らしている
     → 「今の家をどうするか」も含めて、売却・住み替え・住み続けるを比較する

この3点をふまえたうえで、マンションと一戸建てのどちらが自分たちに合うのかを見ていきましょう。

※本記事で紹介している統計データは2026年9月時点で公表されている最新の調査結果です。最新の状況は各調査の公式サイトでご確認ください。

\自分たちに合う家を相談したい方はこちら/

来店予約

老後にマンションで暮らすメリット

ここでは、老後にマンションで暮らす場合のメリットを解説します。

  • 駅近で利便性が高い
  • バリアフリーで暮らしやすい
  • セキュリティ面がしっかりしている

順番に見ていきましょう。

駅近で利便性が高い

駅近

マンションは主要駅から徒歩15分圏内に計画される場合が多く、一戸建てに比べて便利な点が特徴です。

自動車に頼らなくても買い物や移動に困らない駅近の生活は、体力の低下を心配しなければならないシニア世帯にとって大きな魅力の一つでしょう。

また、車を持たないことでランニングコストの削減にも繋がります。

バリアフリーで暮らしやすい

バリアフリー

昨今のマンションは、エントランスから室内まで段差のないバリアフリー構造を採用しているものがほとんどです。

高齢になるほど、少しの段差でもつまずいて怪我することも多く、骨折してしまうと致命傷にもなりかねません。

バリアフリーは、老後を安心して暮らすために必要といっても過言ではありません。

セキュリティ面がしっかりしている

セキュリティ

マンションは、セキュリティ面がしっかりしている点もメリットの1つです。

近年では、エントランスゲートから各部屋に至るまでオートロックを実装することも可能であるため、セキュリティ面は安心といえるでしょう。

\自分たちに合う家を相談したい方はこちら/

来店予約

老後にマンションで暮らすデメリット

ここでは、老後にマンションで暮らす際のデメリットもチェックしておきましょう。

老後にマンションで暮らす際のデメリットは、以下の3つです。

  • 狭く感じやすい
  • 維持費を自己負担しなければならない
  • 騒音が気になるケースがある

狭く感じやすい

狭い

老後の住み替えにマンションを検討すると、ほとんどの場合で狭く感じるケースがあります。

それまでの住まいが郊外の一戸建ての場合、庭もなく壁一つで隣家という環境は、実際の面積以上に窮屈さを感じる場合も少なくありません。

維持費を自己負担しなければならない

維持費

マンションに住む場合、住宅ローン以外に管理費や修繕積立金が必要になります。

金額は物件によってさまざまですが、所有している限り毎月支払う必要がある費用のため、リタイア後も生活費に見込んでおかなければなりません。

共用部分の清掃不要やゴミ出し時間に制約がないなどのメリットもありますが、通常少なくとも月額1〜3万円程度の負担が必要になると考えておきましょう。

騒音が気になるケースがある

騒音

一戸建てと違い上下左右を壁1つで隣家に囲まれているので、常にお互いの生活音を気にしながら生活しなければなりません。

早朝や深夜は、さらに振動やテレビなどの物音にもケアが必要になります。ピアノなどの楽器を使用することも難しく、生活音で何かとストレスを感じてしまうことも多くなるでしょう。

\自分たちに合う家を相談したい方はこちら/

来店予約

老後に一戸建てで暮らすメリット

ここでは、老後に一戸建てで暮らす場合のメリットを解説します。

老後に一戸建てで暮らす際のメリットは、以下の4つです。

  • プライバシーを確保できる
  • リフォームしやすい
  • 騒音が気になりにくい
  • 資産として残せる

それぞれ解説していきます。

プライバシーを確保できる

プライバシー

一戸建ては世帯ごとに独立しているため、家族構成や行動時間帯などを推測されにくく、プライバシーを確保しやすい特徴があります。

近隣と住居が離れているのでお互いの干渉も受けにくく、ペットを飼うことにも制限がありません。

マンションと異なり、上階や左右の物音を気にすることもなく、生活音が近隣にストレスを与えることも少ないといえるでしょう。

リフォームしやすい

リフォーム

一戸建てであれば、リフォームやリノベーション、増改築も構造次第で自由にできます。

マンションでもリフォームやリノベーションは可能ですが、あくまで専有部のみに限られます。

ライフスタイルに応じて子ども部屋を増やし、子どもが独立したら一部を賃貸できるようにリフォームすることも、プランによっては可能になるでしょう。

騒音が気になりにくい

騒音

上下左右が壁や床一つで隣家というマンションでは、生活音が原因でトラブルになることが多いのも事実です。

隣家の物音をストレスに感じることもありますし、自分たちの生活音が隣家に迷惑をかけていないか常にケアしなければなりません。

一戸建ての場合は、隣家の物音を気にすることも少ないし、こちらの生活音が近隣にストレスを与えることも少なくなります。

孫が遊びに来て室内を走り回ったり大声を出したりしても、マンションのような不安は残りません。

資産として残せる

資産

一戸建ては、自分が購入し所有しているものであるため、資産価値が高いといえます。

マンションも土地の一部を持分として所有しているケースがありますが、換金性や流動性が低いため資産としての自由度は高くありません。

このように、一戸建ては将来の資産価値が安定しているため、子どもたちに安定した資産として残せるでしょう。

\自分たちに合う家を相談したい方はこちら/

来店予約

老後に一戸建てで暮らすデメリット

老後に、一戸建てで暮らす際にはデメリットも把握しておきましょう。

老後に一戸建てで暮らす際のデメリットは、以下の2つです。

  • 立地によっては利便性が悪い。
  • 掃除やメンテナンスに負担がかかる。

順番に見ていきましょう。

立地によっては利便性が悪い

立地

一戸建ての場合、ある程度の土地面積を確保するために、土地価格が安めの郊外に建築する場合が多く、利便性が悪くなりやすい傾向にあります。

買い物などで移動する場合は、自動車を利用することになるため、高齢になっても免許が必須となるケースが生じます。

なるべく移動手段をラクにするためにも、事前に交通アクセスも確認することが重要です。

掃除やメンテナンスに負担がかかる

掃除

一戸建ての場合、一般的にマンションよりも広く部屋数も多いので、日常的なメンテナンスや清掃の負担は大きくなります。

また、敷地内の庭には樹木や専用駐車場があり、室内だけでなく庭木も清掃しなければなりません。

マンションのように共用部がない分、修理や修繕も全て自分で対応しなければならないので、マンションに比べて費用負担も大きくなりがちです。

\自分たちに合う家を相談したい方はこちら/

来店予約

老後はマンションと一戸建てどっちが良い?

老後にマンションか一戸建てかを決めるためには、自分の状況に合わせて検討することが重要です。ここでは、それぞれに向いている人の特徴を解説します。

  • マンションが向いている人の特徴
  • 一戸建てが向いている人の特徴

順番に見ていきましょう。

マンションが向いている人の特徴

マンション

老後にマンションが向いている人の特徴は、主に以下の3点です。

  • 老後は車の運転を必要とせずに生活したい人
  • 相続後に売却や賃貸がしやすい資産を持ちたい人
  • 掃除やメンテナンスの負担を軽くしたい人

マンションの最大のメリットは利便性の良さであるため、将来売却や賃貸がしやすく実際の生活も便利で快適に暮らしたい人に適しています。

一戸建てが向いている人の特徴

一戸建て

老後に一戸建てが向いている人の特徴は以下の3点です。

  • 老後は郊外の静かな環境でゆったり過ごしたい人
  • 資産を安定した土地で残したいと考えている人
  • 車の運転が苦にならない、もしくは日常の買い物などをWEB上で済ませられる人

一戸建ての最大のメリットは、生活における自由度の高さです。

利便性に問題がなければ、間取りをライフステージに応じて変えられる自由度があることや、近隣に対するストレスが生じにくいことが魅力といえます。

老後にペットを飼ったり、ガーデニングしたりするのに適しています。

\自分たちに合う家を相談したい方はこちら/

来店予約

老後のマンションや一戸建てに関するよくある質問

最後に、老後のマンションや一戸建てに関するよくある質問を紹介します。

  • マンションと一戸建てのどちらがお得?
  • 老後にマンションの管理費が払えない場合はどうする?
  • 老後は極小住宅でも大丈夫?

順番に回答していきます。

マンションと一戸建てのどちらが得?

戸建て

老後にマンションと一戸建てのどちらが良いのかは、人それぞれ状況によって異なるので一概にどちらが良いとは断定できません。

売りやすさや売却価格を比較する前に、老後の自分にとってどちらが安心してリーゾナブルに暮らせるかを比較することが大切です。

これまでの暮らしとは異なり自宅で過ごす時間が長くなるので、買い物や病院へのアクセスなども重要な比較ポイントになります。

その上で、マンションは管理費、一戸建ては修繕費が多めにかかるなどの点を比較しましょう。

資産性を比較する場合は、持ち続けるなら土地付きの一戸建て、売りやすさや賃貸のしやすさならマンションなど、ポイントを絞って検討しましょう。

老後にマンションの管理費が払えない場合はどうする?

管理費

老後に資金を捻出する方法としては、以下の3点があります。

  • マンション売却
  • リースバック

現実的には、どうしても管理費が払えない場合にはマンションを売却し、資金内で郊外の一戸建てに住み替えることをおすすめします。

一戸建てであれば、新築・中古を問わず管理費や修繕積立金、駐車料金などはかかりません。

リースバックは、マンションをリース会社に売却した上でそのマンションに住み続ける方法ですが、リース料は管理費以上に高いケースがあるので現実的ではありません。

老後は極小住宅でも大丈夫?

極小住宅

老後の生活を満足させられるのであれば、1LDKなどの極小住宅でも問題はありません。

費用負担が少ないことで、将来的に売却や賃貸もしやすく無理のない計画ができるでしょう。

\自分たちに合う家を相談したい方はこちら/

来店予約

老後は自分が重視するポイントからマンションや一戸建てを選ぼう

老後の生活を安心して快適に送るためには、自分たちが重要視したいポイントを明確にした上でマンションや一戸建てを選ぶことが大切です。

自分が理想とする暮らしを、しっかりと見極めるところから始めてみましょう。自分の優先したいポイントが決まったら、具体的に業者選びへ進みましょう。

アイフルホームでは、老後の暮らしに向けたご相談も、専門のスタッフがお客様に寄り添いながら対応いたします。まずは、お近くのアイフルホーム展示場へお越しください。

来店予約・WEBミーティング|注文住宅のFCハウスメーカー【アイフルホーム】

※金利や制度は2023年3月時点のものです。

コラム監修者情報 木場昌也

コラム監修者情報

木場昌也

二級建築士/ 1級施工管理技士
【現場管理】注文住宅・店舗 110棟
【販売】注文住宅 79棟

入社歴23年。8年現場監督経験を経て営業職に。
震災後は県内の品質管理、着工数の平準化を図るため工事管理職に従事。また注文住宅の安定供給、品質賞の受賞に携わる。
その後、ZEH普及、高気密・高断熱商品の開発、販売、店長職を兼任。

来店予約

SNS

アイフルホーム宮城Instagrameyeful_home_miyagi

アイフルホーム宮城の各店舗から最新のアイフルホームが考える”本当にいい家”をご紹介!宮城県内6店舗と15棟の展示場で、皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。

アイフルホーム宮城Instagram
アイフルホーム宮城Instagram
アイフルホーム宮城Instagram
アイフルホーム宮城Instagram
アイフルホーム宮城Instagram
  • アイフルホーム宮城 YouTubeはこちらアイフルホーム宮城 YouTubeはこちら
  • アイフルホーム宮城 TikTokはこちらアイフルホーム宮城 TikTokはこちら
  • アフターメンテナンス

  • アイフルホーム宮城Instagram
  • アイフルホーム宮城tiktok

ページトップ

Z空調
クチコミサイトKai
flaner
建築の裏話
口コミ高評価
アイフルホーム宮城とその他のハウスメーカーの違いとは?
Z空調
クチコミサイトKai
flaner
建築の裏話
口コミ高評価
アイフルホーム宮城とその他のハウスメーカーの違いとは?
東和総合住宅のZEH普及実績報告